腹腔鏡下手術の状況
現在までに両側の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術は3例行いました。いずれも両側例です。経過良好で術前の主訴も消失し退院しました。1例目は報告しました通りです。2例目は片側が外鼠径ヘルニア、対側は内鼡径輪開大でした。片側のみ手術しておればすぐに対側にヘルニアが出現していた例です。80歳を超えていましたが、術後4日で退院しました。3例目は内鼡径ヘルニアでしたが、珍しい膀胱上窩ヘルニアでした。更に同側に内鼡径輪の開大もあり、今回の手術を行っていなければすぐに再発していた例です。ちなみに対側は内鼡径輪開大の状態でした。膀胱上窩ヘルニアは、腹腔鏡下手術では容易に診断できますが、テンションフリー法ではなかなか診断できません。両側が疑わしいとき以外にも、ヘルニアの時にはぜひ相談してください。正しい手術を提供致します。
